水道水に条件はある?

日本では水道水の安全を確保するために、水質基準を設けているのはご存知でしょうか。
その水質基準は、51にもおよぶ項目が設定されていて、この基準を満たしたものを水道水として使用しています。

さて、この「水道水として使用できる」水質基準の項目とは、どのようなものがあり、どのように設定されているのでしょうか?
水道水として使用できる水質基準の項目と基準値を見てみましょう。

・一般細菌
1mlの検水で形成される集落数が100以下
・大腸菌
検出されないこと
・カドミウム及びその化合物
カドミウムの量に関して、0.003mg/L以下
・水銀及びその化合物
水銀の量に関して、0.0005mg/L以下
・セレン及びその化合物
セレンの量に関して、0.01mg/L以下
・鉛及びその化合物
鉛の量に関して、0.01mg/L以下
・ヒ素及びその化合物
ヒ素の量に関して、0.01mg/L以下
・六価クロム化合物
六価クロムの量に関して、0.05mg/L以下
・亜硝酸態窒素
0.04mg/L以下
・シアン化物イオン及び塩化シアン
シアンの量に関して、0.01mg/L以下

というように、これらの項目の基準値を満たしているものを水道水として使用することができます。
よく耳にする物質もあれば、聞きなれない物資もありますね。
我が国の水道基準はとても厳しく設定されています。世界的にみても非常に高い水準を保っています。それだけ水道水の安全が確保されていると言っても過言ではありません。
とはいえ、水道水は有害な物質がすべて取り除かれているというわけではないのです。
基準値というのはあくまでも「人体に被害が出ない」値であり、有害物質が全くない「ゼロ」の状態ではないということです。
その点を把握しておくということも必要です。

つまり、水道水は水質基準の条件を満たしてはいるが、基準値に満たないわずかな量の有害物質を含んでいるものなのです。

そして、私たちは水道水を使用し摂取するということは、水道水を通して微量の有害物質を取り込んでいるということも理解しておくことも必要ではないでしょうか。